2009年02月13日

「好適環境水」魚工場・農村を「漁村」に変える!?@

晴れ ご存知ですか? 「淡水魚と海水魚が一緒に生きられる水」。






  以前、テレビの情報番組でも紹介されたことがありましたね。

山奥の過疎地域でも、魚の 「大量生産」 が可能となって、農村が漁業の

一大拠点に変身する!

安全で、低コストで、エコ。

しかもおいしい 「山の魚」 が食べられる日も近いのです。



2008年は、世界的名食糧高騰になって、一時的な食糧危機に陥りました

70億人へと迫る人口増加や、地球温暖化による異常気象のために、

今後も食料危機が再燃する危険はありそうです。


新興国での富裕層の急増による肉食・魚食の拡大も、大きな要因です。

中国は、世界のマグロ消費の4割を占めるんです。

乱獲や環境汚染の影響で、「40年後には、天然の魚介類が食べられなく

なる」 という予測もあります。


21世紀後半には、世界の人口が100億を超える、時代の傾向にある中、

果たして、誰が人類の胃袋を満たしてくれるの??



農業では、世界の技術者が、遺伝子組み換え作物などによる生産性向上に

取り組んでいますよね。

魚の養殖技術でも近年、進歩が著しいんです。


その1つが、岡山の専門学校が研究している、特殊な水で深海魚も、川魚も

養殖する技術です。



海から35キロ離れた内陸に位置する、岡山市半田町の岡山理科大学専門

学校。

この学校は、水道水や川の水を利用した魚の養殖の研究を進めていて、

すでにマグロや、シマアジ、ヒラメ、マダイなど10数種類の魚の成育に

成功しています。



通常の陸上養殖は、海水を使うために施設を海辺に設置したり、人口海水を

使う使う場合も膨大なコストがかかるなど、多くの制約にしばられます。


でも、この学校は、海水を使わず、淡水さえあれば山の中でも魚を養殖

できる技術を実現させました。



では、魚をどう育てるの??


実験室に設置した水槽の中で、海水魚のクマノミと、淡水魚の金魚が、同じ

水の中で、気持ちよさそうに泳いでいるんです。


海水魚は淡水で生きられず、淡水魚は海水では生きられない。

小学校の授業で、そう教わりました。


この常識を覆したのが、「好適環境水」


 ◇4億年前の海は、海水、淡水の区別はなかった。

不思議な水を開発したのは、同校アクアリウム科の山本俊政学長(50歳)

研究のきっかけは、ある学生の、「海水プランクトンを、淡水で育てること

ができないか?」 という疑問だった
そうな。


地球上の水が、海水と淡水に分かれたのは4億年前。

それ以前の区別のない原始海水を作り出せば、海水魚も淡水魚も生息できる

という仮説を立て、2003年に研究をスタート。


しかし当初は、魚が卵から稚魚に育つ率は5%程度で、ほとんどが

孵化(ふか)した翌日に死んでしまった。

実験の過程では、多くの魚を犠牲にせざるを得ず、山本氏は、そのたびに

自責の念にかられ、なんども挫折しかけたといいます。



手を尽くしても解決策が見い出せず、追い込まれた山本氏ですが、

うつらうつらしていた、ある夜明け前、ふとある成分が頭に浮かんだ。


そのアイデアに基づいて実験したところ、水に含まれる約60種類の成分の

中で、魚が生きるために必要なものが、カリウム、ナトリウムなど数種類で

あることを突き止めました。



海水魚も、淡水魚も一緒に育てられる好適環境水が生まれた瞬間でした。

研究開始から、2年が経っていました。

                  ・・・次回へ続く




posted by 富力 at 11:05| Comment(0) | TrackBack(0) | なるほど、エコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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