2009年02月14日

「好適環境水」農村を漁村に変える!A

 晴れ コスト減、病気リスク減、成長が早く、味もおいしい。






好適環境水は、開発した粉末を地下水や河川水、水道水に加えれば作ること

ができ、特別な装置や技術がいりません。


海から遠く離れた山の中でも魚を育てることができます。

なので、「農村を漁村に変えることができる!」 ってことなんです。


また、好適環境水は、人工海水による養殖と比べて、水のコストがなんと、

60分の1!

水質管理が簡単で、海面養殖で問題となる、赤潮や病気のリスクを格段に

減らせ、魚病薬も一切使わない。



また驚くことに、海水に比べて魚の成長が早く、3ヶ月間飼育したマダイの

体重比較では、同期間で約1.6倍重くなりました。


養殖で使用した排液には、リンや窒素が含まれているため、有機肥料として

再利用できます。


実際に、同校の敷地内の畑では、この肥料でダイコンやレタスが、すくすく

と育っています。


また、同校は映画 「ファインティング・ニモ」 でおなじみの熱帯魚、

カクレクマノミの国内最大の生産地なんです。

映画人気でペット需要が急増して、乱獲が社会問題になったため、

学生たちの発案で、クマノミ養殖を始めたそうです。


2007年には、閉鎖循環システムの陸上養殖では世界でも極めて珍しい

真珠養殖に成功。



同校には、アメリカやブラジル、中国や韓国など、世界各国の視察団が

頻繁に同校を訪れています。


養殖と言えば、気になるのは、その 「味」

好適環境水で育った魚の味は、専門家のお墨付き。

料理評論家・山本益益博氏も 「天然ものに比べて、そんなに色ない」 と

太鼓判を押したといいます。


 ◇「長野のマダイ」 「栃木のヒラメ」 将来は宇宙養殖。


課題は、一連の養殖システムを動かすエネルギー源なんですが、

山間部の地の利を生かして、地熱や温泉熱の利用を目指しています。


これが実現すれば、石油や石炭などの化石燃料がいらない、エコな

陸上養殖が実現します。



同校は、2009年秋までに、1200平方メートルの大量生産プラント

を建設し、本格的な実証試験に乗り出すそうですよ。


将来のビジョンについて、山本学科長は、

山間部の過疎地で、養殖産業をおこせば、雇用の創出や、地域の活性化

につながる上、食糧自給率もアップします。」

「魚を工業製品化として育てる水産業と製造業の間の、[1.5次産業]」

「長野のマダイ、栃木のヒラメが誕生する日も近い」

「国内で成功したら、海外の貧困地域への技術供与にもつなげたい」



場所を選ばず、低コストで、魚が大きく育ち、リサイクル可能でエコ。


この養殖システムが成功すれば、世界の食糧不足解決に大きく貢献します。

そして、産業が発展して、雇用が生まれ、人々のお腹も生活も満たされて

いきますね。


山本学科長は、建設するプラントで、大気圏外での養殖を視野に入れた

研究も進めるといいます。


今後、食糧危機の解決とともに、「宇宙養殖」 の可能性を開くかもしれ

ませんね。


 ひらめき 「海がないからこそ、魚を育てられた」


◇岡山理科大学専門学校 アクアリウム学科 山本俊政 学科長◇


 「研究が軌道に乗る以前、学校を訪れた、ある養殖を専門とする有名な

  大学教授に、「こんな山の中で、養殖ができるわけがない」 と言わ

  れました。

  でもその後、私はあきらめずに研究を続けました。


  好適環境水は、海がないこの場所だからこそ、実現した研究なんです

  既成概念にとらわれていると、新しいものなんて、生み出せません。
  
  だから、学生には、日頃から 「できないは、やめよう」 と言って

  います。

  と言いつつも、私は学生から教わっていることが多いんです。

  好適環境水の研究のきっかけも、学生の頭の柔らかさがあってこそ。

  そんな若者たちが、未来に希望を持てるようなものを残していきたい

  我々大人は、その義務があると思います」 と。 
  



posted by 富力 at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | なるほど、エコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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