2010年03月18日

有機農業・無農薬栽培にこだわりすぎると・・

今、日本人の間には、「有機農業は健康に良く、環境にもやさしい」 と

いうような一種の信仰が成り立っていて、「有機農業については反対しない

」 という風潮ができています。





そして、「生ゴミや弁当の食べ残しなどを回収し、肥料などとして再利用

すれば、有機農業が進み、かつ、ゴミ問題も解決する。一挙両得でうまく

いく」 という思惑から、今、推進されているのです。


流れ的には、そういう方向に向かっていて、「有機農業」 と言うと反対

する人は、ほとんどいない状況にあります。


ただ、本当のことをいうと、有機農業は非常に大きな問題を含んでいます。

有機農業への神話は、崩れる可能性が極めて高いと思います。


これは、農業を知らない都会の人たちの発想が中心です。


農家の人が、「有機農業は、いかに素晴らしいか」 ということを見せる

ために、土をすくってなめたり、ミミズがピンピンと跳ねている姿など

見せることがよくありますが、それを見ると、都会の人は 「有機農業は

素晴らしい」 と思ってしまうわけです。


しかし、私のように、田舎で育ち、ミミズをエサにして魚を釣っていた人間

であれば、「ミミズがどこに生息しているか」 ということは十分知って

います。


ある種のミミズは、生ゴミの下や、ゴミため、泥水の中など、汚い所ばかり

にいます。


つまり、「ミミズがたくさんいる」 という状態は、「その辺りには、非常

に悪臭がただようような環境があることが多い」 ということを意味して

いるのです。


有機農業というものは、基本的に 「臭う」 のです。

有機物は、発酵が十分に終わった段階で臭わなくなりますが、発酵前は臭い

ます。


その臭うことが素晴らしいと思って、「自然に優しく、環境に優しく、人間

にも優しい」 と信じ込んでいる人がいるわけですが、必ずしもそうとは

いえず、じつは非常に 「汚い」 こともあるのです。


もっとストレートに言えば、今の有機農業は、ほとんどが、動物のし尿、

すなわち、動物の尿や糞から成り立っています。


結局何が言いたいかというと、「有機農業は必ずしも安全とは言えない」

ということです。



じつは、今、世界的に心配されているパンでミック(感染症が世界的に流行

すること)は、一説では、「有機農業を進めると、発症率が高まるのでは

ないか」 と言われています。



「エコ信者」 は、有機農業を一生懸命に持ち上げていますが、いわゆる

鳥インフルエンザや、豚インフルエンザなどの感染症は、動物のし尿を

介しても広がるので、有機農業が進めば進むほど、感染症がいろいろな所で

流行りやすくなるわけです。



さらに言えば、有機農業を進めると、土の中に含まれる窒素の量が多く

なり過ぎるのです。

自然界にあるべき量をはるかに超えた窒素化合物が蓄積され、栄養分が過剰

な状態になることも、さまざまな感染症が広がる一因となります。



今、流れとしては、有機農業のほうに向かおうとしていますが、

「将来的には、危険度が十分に高い」 ということが言えます。


さらに、無農薬ということも、非常によいことのように宣伝されていますが

これにも怖い面があります。


「無農薬でありさえすれば安全である」 という言い方をしやすいのですが

無農薬の野菜であれば、いろいろな寄生虫、菌類などが、生きている状態で

付いていることもよくあるのです。


これは、日本人のように生野菜をたくさん食べる国民にとっては、危険度が

非常に高くなることを意味しています。



農薬の中には、人間にとって有害なものもあるので、それは、よくチェック

していかなければいけませんが、「農薬そのものが完全に悪い」 と頭から

決めつけるのは考えものでしょう。


大規模農業を始めるに当たっては、やはり、有効な農薬も、ある程度は

使わなければなりません。

手作り型の無農薬栽培にこだわりすぎると、厳しいものがあるように思い

ます。





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posted by 富力 at 23:19| Comment(1) | TrackBack(0) | なるほど、エコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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