2011年01月12日

レアアースから見えてくる日本と中国、世界の関係は?@




 レアアースの世界の生産量と産出量の97%は中国が占めていて、

 残りの3%は、インド・ブラジル・オーストラリアなど。


 世界のレアアースの需要の半分は日本にあります。



2疑問.jpg じゃあ、中国に輸出を止められたら困る!なんで中国は、

      輸出を止めるなんて言い出したの?



それは、日本を脅かすためです


今、尖閣列島の問題などで日中問題は、非常にピリピリしています。

輸出をストップすると言えば、日本は大ピンチに陥り、自分たちが

優位に立てると思ったんです。


2疑問.jpg たしかにレアアースの輸出を止められたら、日本経済に

     大きな影響が出そう・・。



答えはNO。中国のもくろみは、見事にハズレたんです。

そもそも、レアアースの生産自体は1950年ごろから

始まりました。


2疑問.jpg 中国が始めたんですか?


いや、中国が参入したのはずっと後の1985年ごろ。

中国でレアアースが採れるのは、主に、内モンゴル自治区ですが、

中国が内モンゴルを征服して、レアアースの生産体制に入ったのは

1984年です。


内モンゴルで採れるレアアースは、地面の近いところにある、

風化花崗岩(ふうかかこうがん)です。


だから、採掘も簡単で、しかも、とても大量にあります。

そのため、今までの相場と比べて、とても安い値段で輸出

できました。



その結果、中国から買ったほうが、早いし安いと、

それまでレアアースを生産していたアメリカなどの国は、生産を

大幅に縮小したり、ストップしたりしたんです。


2疑問.jpg なるほど、そんなに安かったんですね。


だから今、中国が、世界のシェアの97%を占めているんです。

でも、ほかにもレアアースが埋まっている国は、たくさんあります。


中国があまりに安く売ったから、今は生産を止めているだけなんです。


レアアースの埋蔵量が、いちばん多いとされる国は、

 中国(内モンゴル自治区)で、世界の約36%。

 2位がロシアで、 約19%

 3位がアメリカで、約13%です。

残りの約30%は、世界中に埋まっています。

日本にもあるんですよ。


2疑問.jpg 日本のどこに埋まっているんですか!?


マンガンという元素が固まっている地層に、レアアースも

あります。

しかも、中国が輸出している風化花崗岩(ふうかかこうがん)を

上回る割合で入っています。



それと、火力発電で、石炭や石油を燃やして残った灰の中にも

レアアースが見つかりました。


さらに、熱水鉱床といって、海底で温泉みたいに熱湯を吹く場所に

レアアースがあることもわかっています。


今、中国に狙われている尖閣諸島にも、石油だけでなく、

レアアースもあることがわかりました。


だから中国は、自分たちの領土と主張するんです。


2疑問.jpg 日本にもたくさんあるんですね!


さらに、日本は古い携帯電話や、テレビなどが大量に廃棄

されているけど、その中から、レアアースを取り出すという

方法もあります。


2年前に、物質材料研究機構が調べたところ、

日本の都市鉱山、ようするに、

都会で使われている携帯電話やパソコンなどを鉱山に

見立てると、世界有数の資源に匹敵することがわかりました。


金は、世界の埋蔵量の約16%、銀が約22%、

もちろん、レアアースやレアメタルもたくさんあります。



アンケート調査で、

「使用済みの携帯電話をどうしていますか?」

と訪ねたら、「保管している」 が1位で66・5%。

リサイクルに出している人は、9・8%しかいません。


ということは、この66・5%を集めれば、ものすごい量の

レアアースやレアメタル、金、銀が出てきます。


あとこれらを抽出して、精製して再利用する技術さえ上がれば

日本は安泰です。


それに、日本は、たとえ中国にレアアースの輸出を完全に止め

られても、まったく平気な国に成長しているんです。



2疑問.jpg えっ!?どういうこと??

それは次回で。




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posted by 富力 at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | なるほど経済ナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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