2010年04月15日

高校無償化のワナ・前編




 ◇義務教育の制度疲労


義務教育の制度疲労は、じつは、教師の問題とも言われています。

義務教育制度がだめになった理由は、

 教員が身分保障されていること。外部のチェックがほとんどはいらない。


大学を出たばかりで先生と呼ばれ、教員同士でもなかなか意見を言えず、

よほどのことがないかぎり、クビにならない。


さらに、学校をチェックする機関がないことも問題です。

教育委員会も教師出身の人間が多数ということもあって、学校とのなれ合い

になってしまっているところも多いのが現状です。


どんな制度でも、やはり制度疲労します。


明治以来の制度や、システムがどんどん制度疲労を起しています。

義務教育もそのひとつなんです。



 ◇ただのものを大事にしないってどういうこと?


まず、駅前で配っているティッシュを我先にもらう人なんて、あまりいませ

んよね。

むしろ受け取らない人の方が多いかもしれません。


でも、スーパーや、ドラッグストアではティッシュが売れています。

ほんとうに必要なものや、品質がいいものには、みんなお金を出します。


国民の意識が上昇するにつれて、義務教育制度だけでは不十分になり、

子供たちは塾へ行くようになりました。


ところで、塾はタダではありませんよね?


家 ええ、私もパート代で子供たちが塾に通っています。


お母さんがパートに行ってまで、なぜ塾に行かせるのか?

経済原理からいうと、人間は価値のあるものにはお金を払う。反対に、

タダのものはありがたがらないし、大事にしない。



たとえば、街でタダのボールペンをもらったとします。

そのペンが3日使っただけで壊れたら、文句を言いに行きますか?


家 わざわざ行かない。買ったものならお店に苦情を言うけど。


そう。タダのものには、文句を言いませんよね。

高校も同じで、無償化にした場合、今以上に外部のチェックが入らなくなり

ます。

公立高校が無償になると、生徒や保護者は、「どうせタダだから」 と意見

や苦情を言わなくなってしまうだろうと。


教育はお金でなく、内容です。

通信制や定時制に通い、働きながら学ぶこともできるし、学生支援機構や

高校生の奨学金だってあります。


経済的な理由で高校に行けない人のためには、奨学金制度をもっと充実すれ

ばいいのです。


例外を一般化してはいけないのです。

高校の授業料を払えない人のほうが、はるかに少ないのに、それを

一般化して法案をつくるなんて、問題を隠すことになります。


公立高校の教育現場の崩壊が、見えなくなっていくんです。



家 教育現場の崩壊!?


今、小中学校で起きている学級崩壊や、いじめが高校で繰り返される。

そして、教員の質は落ちます。


塾の先生が熱心な理由は、評判が悪ければクビになるからです。

それにくらべて、外部からのチェックを受けない学校は、ますます教育内容

が落ち、教育現場としての秩序も保てなくなります。

                      バス つづく




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posted by 富力 at 22:56| Comment(0) | TrackBack(1) | なるほど、政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2010-05-09 07:56
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