2008年08月06日

日本は借金だらけなのに、どうして海外援助できるの?

このあいだ、ニュースで「スーダンに200億円援助」と流れてました。


また、日本国内では、ガソリンが上がったり、高齢者から医療費取るとか、

国の借金が、何百兆もあるとかいってるのに、なんで外国に援助できるん

だろう? そのお金はどこからでるんだろう?






新聞やテレビを見てても、断片的なニュースしかないですよね。

結局、何が問題なのか、どう関連しているのかがわからない。

それでスッキリしないんですよね。


スッキリするには、「大局観」を持つことが必要らしいです。


大局観とは、全体の流れ・成り行きを見抜く能力のこと。

マスコミには、これがどうも欠けていますね。


まず、海外援助から。


その多くは、「円借款(えんしゃっかん)」です。「借款」というのは、

先進国が、発展途上国の発展のために、お金を貸し付けること。


だから、いずれ返してもらいます。

ただし、ほとんど利子は要りません、ということです。


国の予算の中から出すわけだから、国民の税金なんだけど、

日本が、これだけ財政赤字だといってるのに、なぜ円借款をするのか?


その1、日本という国は基本的に、「前例主義」

なので、長年やってきたことを、ある日突然やめることができない。

いま、援助をやめてしまうと、国際的にも「日本は援助もしない。そんなに

余裕がないのか」と知られてしまう。

それは政府としては、特に総理大臣としては、自分の代で評判を

落としたくはない。 それで先送りにしてしまうわけです。




その2、借りるほうの発展途上国からすると、

そのお金を何に使うかといえば、まずインフラ整備です。


インフラというのは、道路をつくったり、電気や水道を通すなど、

基本的な生活ラインを整えることです。


これがないと、経済発展の基礎ができない。

ところが、そういう大きな工事ができる企業は、発展途上国の中にはない。

だから、先進国に頼むのです。


身近な先進国は、お金を貸してくれた日本でしょう。日本の商社を通じて

建設会社などが請け負うんです。


相手国は、受け取ったお金をインフラ整備に使って、そのお金は、

日本企業に還流するんです。


だから、日本にとっては損ばかりじゃなくて、いいこともあるんです。


日本国内だと、不況で公共工事があまりできないけど、外国でそれを

おぎなえることも大きいです。



その3、円借款して相手国のインフラが整うと、

経済発展ができるようになります。そうすると、今まであこがれだったけど

買えなかった物が、買えるようになる。


たとえば、テレビ、ビデオ、エアコン、自動車これも先進国が造っている。

特に質の良い日本製品が売れる。


だから、日本にとっても、いいことがいっぱいあるんだけども、なんで

政府がもっと言わないのか、というと、

すぐに左翼系マスコミなどは、「政府と商社と民間業者の癒着だ」「談合だ


と騒ぐよね。だから言いたくない。


でもそうじゃないんですよ。


これは、「三方良し」で、相手国も発展するし、日本政府も感謝されるし、

日本企業も利益があがるから、結局、日本経済にもよい影響を与える。


だから、ODA(政府開発援助)は続けていきたい。


将来、その国が日本のお得意様になるから、目先だけじゃないんです。




posted by 富力 at 05:09| Comment(2) | TrackBack(1) | なるほど税金 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
馬鹿 まず日本が先だ
Posted by at 2012年05月19日 00:09
すごく納得した。そう考えると悪いことではなさそうだ。
Posted by 通りすがり at 2012年12月10日 01:28
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