2010年08月20日

民営化した自治体を知ってる?@




 モータースポーツ アメリカ・ジョージア州・・サンディ・スプリングス市 

 民間企業が、行政を運営する町・・職員は7人、庁舎はレンタル。


人口9万人弱の、サンディ・スプリングス市。

ここには全米のみならず、各国の自治体関係者がひんぱんに視察に訪れます


それは、サンディ・スプリングス市が警察。消防を除く、すべての行政サー

ビスを民間企業に外部委託(アウトソーシング)している極めて珍しい

自治体だからです。



この手法は、官と民が、パートナーを組む、「PPP」,

(Public Private Partnership)と呼ばれますが、サンディ・スプ

リングス市の姿は、まるで自治体が民営化したような印象を受けます。



同市は、もともとジョージア州・フルトン郡に属する地区でした。


しかし、年々税率アップする不動産税や、「税金に見合った公共サービスが

受けられていない」 ことへの不満が住民の間に広がって、市制化を問う

住民投票で、賛成票が94%を占め、フルトン郡から分離するかたちで誕生

しました。


新しい市は、財政的な余裕もなく、政府や州からのぜいたくな補助金が

あるわけでもない。

設立の経緯からも、増税は困難。


早急に組織をつくらなければいけない事情もあって、官と民がパートナーを

組むPPPの手法を選択しました。


競争入札によって選ばれたのは、全米屈指の建設会社の子会社。


 ◇重視するのは、「サービスの品質」


現在、サンディ・スプリングス市は、市長1人・議員7人・市職員7人と、

建設会社の社員140人が行政を運営します。


政策を決めるのは、市と議員ですが、税収の管理、土地開発、道路の維持、

補修などの具体的な実施方法を決めたり、実行するのは、同社の社員たち。


そして、市庁舎はレンタル。


この政策を実施している建設会社がこだわるのは、「サービスの品質」。


たとえば、コールセンターは24時間年中無休で、市民の要望に一定の時間

内で対応することを義務付けられています。


道路の管理も、従来は実際に破損してからでないと修復工事がされなかった

しかし、同社は受託直後に、市内すべての道路老朽化度合いを調べ、補修

工事の優先順位を決めたり、実際に破損していなくても、予防手当てをする

ことで、トータルの費用を安く抑えています。



サンディ・スプリングス市を運営する企業の幹部は、

「わが社も5年前までは、行政にサービスを提供するという経験はまったく

ありませんでした。つまり、徹底した行政のスリム化、効率化をすべて、

いちからクリエイトしたということなんです」 と。





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posted by 富力 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 危機の時代の経営術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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