2010年06月13日

事業仕分けで、不況は加速するってA

 聖域、スーパーコンピューターを侵す事業仕分けが、日本を危機に

 陥れる?





事業仕分けの対象には、スーパーコンピューターなどの、最先端技術も

仕分けの対象になりました。


仕分ける際、民主党の有名な女性議員は、このようなことを言っていま

した。

「1番でないと、ダメなんですか?」


家 ええ、言ってました。


これは、科学や研究開発をまったくわかっていない人の発言です。

おそらく、研究開発に長年たずさわる人たちに、真正面からぶつかって

も勝てないから、相手の虚を(きょ)をつく戦法をとったのです。


まず、結論を言うと、1番でないといけないのです。

最先端技術は、1番をめざして開発されて、結果としても1番になる

から意義があるのです。


あの質問は、研究開発をまったく理解していません。


家 んー、でも、スーパーコンピューターや科学技術の開発って

  そんなに大切なもの?



たしかに最先端技術と聞いてもピンとこないかもしれないけど、じつは

日常生活に密接にかかわっているんです。


昔のテレビは、スイッチを入れてから画面がつくまでに時間がかかった

けど、今はすぐつきますよね。


これも技術の進歩のおかげです。

私たちの快適で便利な生活は、常に誰かがいろんな分野で、最先端技術

を開発しているおかげなんです。



そんな最先端技術も、評価されるのは1番のものだけです。


今、わざわざブラウン管のテレビを買う人はいないはず。

もちろん、液晶テレビが発売された当初は約100万円で、お金持ち

しか買えませんでした。


でも、富裕層が購入することによって開発コストがだんだん回収でき、

80万円に値下がりします。


すると、さらに買える人が増えて価格が下がります。

50万円、30万円、15万円・・・と、開発は進みながら価格は下が

り、今では数万円で買えてしまいます。


最先端の1番のものしか評価されないし、買ってもらえません。

2番以降のものは、開発コストや時間、労力がムダになってしまうの

です。


家 最初から2番をめざすなんて、お金をドブに捨てるような

  ものなんですね。



事業仕分けで、質問した女性議員は、自分が人と違う観点を持っている

というアピールだけ。

事業仕分けという、国民や経済に影響を及ぼす政策を任されている

政治家が、単なる自己顕示欲で発言するなんて、とんでもないです。



スーパーコンピューターの開発は、専門性の高さから、政府内でも

「聖域」 と呼ばれていました。


でも、その聖域も大規模な削減が行われてしまいました。

開発が進められていた、次世代コンピューターは、成功すれば世界の

IT産業だけでなく、生活産業などの、あらゆるものも効率化されて、

便利になる画期的なものでした。



でも、昨年の事業仕分けで事実上の凍結と判定されてしまいました。

研究機関や、大学などから非難が相次ぎ、結局、予算がつけられたけど

とんだ茶番です。


家 これから、スーパーコンピューターの開発はどうなるんで

  すか?



残念なことに、予算が復活しても遅れるのは確実です。


開発の事実上の凍結が決まったとき、日本のノーベル賞、フィールズ賞

受賞者が一同に集まって、事業仕分けに対する緊急声明を出して、科学

技術予算をめぐる討論会を開催しました。


これは、理科系の学者からすると、一種の奇跡なんです。


家 へー、どうしてですか?


理科系の研究者は、常に研究に没頭していて、普段は、政治に口出し

したりしません。

そういう人たちが、壇上で並んで抗議した。


彼らは、最先端の科学技術研究の現場で、この事業仕分けで日本は潰れ

ると、はっきりわかったんです。



国難を感じた研究者たちが、それまでの壁をこえて出した共同声明に

政府も焦り、あわてて予算を 「復活」 させました。


でも、もたもたしているうちに、次世代コンピューター施設の本格始動

は、約半年遅れてしまい、そのせいで世界一は難しいと判断されていま

す。

最先端技術の研究は、時間が勝負だし、一度ストップしたものを復活

するには、時間がかかります。


すでに日本の科学技術は、ピンチにおちいっているんです。


家 今のままじゃ、日本は落ちぶれてしまう?


本来なら、ムダを見つけて削減することはとても大切で、すばらしい

政策のはずなんです。


でも、今の民主党政権の事業仕分けは、内容が大幅に偏った、目先の

削減ばかりなんです。


このままでは日本の発展、成長に必要な事業がストップしてしまう。

それになぜか、仕分けには目標金額があるんです。


家 見直す前から、金額に目標があるなんて、ヘンですね。


ムダを見つけ出して削減するという政策はごまかしで、本性は、

バラマキノのための財源確保と、公開処刑によるみせしめです。



日本をボロボロにしてしまう、最悪の政策です。




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posted by 富力 at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | なるほど、政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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