2010年01月31日

自助努力しない人に、トロを食べさせてはいけない

以前、派遣村といって東京の日比谷公園に仕事のない人が、たくさん集まっ

て大騒ぎしました。

そのとき厚生労働省は、配慮して働き口を用意していたのですが、結局、

就職した人は、数十名しかいなかったといいます。


あの人たちは、もともと働く気がなかったのでしょうか。




そういう人には、死なない程度には食べさせてあげても、立派に食べさせる

必要はありません。

「おれたちだって、トロが食べたい」 と訴えている人がいましたが、

自助努力もせず、そんな生意気なことを言ってはいけません。


もちろん、セーフティーネットは必要です。

セーフティーネットという言葉は、サーカスの空中ブランコなどの下に、

落ちても死なないように張るものからきています。


セーフティーネットに落ちてしまった人が、その後、ネットの上で寝転んだ

ままいるか、立ち上がって再びがんばるかは当人の責任です。



明治維新の頃の日本人が、一番強く感じていたのは、列強の植民地になって

しまうという危機感だったそうです。


その時期に出版されたのが、中村正直の 「西国立志編」 という本です。

これは、当時の日本にとって、極めて幸せなことだったと言われています。


中村正直という人は、イギリスに留学したのですが、当時のイギリスは、

「世界の工業製品の半分をつくっている」 といわれるほどの極盛期で、

日本にはまだなかった鉄道や、軍艦、大砲があふれていました。


中村正直は、同じ島国で、国土面積も気候も、それほど変わらないイギリス

と日本に、なぜ、ここまで差があるのかと考えましたが、留学中にその理由

を見つけることができませんでした。


しかし帰り際、イギリス人の友人に 「今もっとも読まれている本だ」 と

渡されたのが、「セルフ・ヘルプ(自助論)」 でした。


帰国の船の中でそれを読んで、「そうか!」 と、目からウロコが落ちた。

イギリスの発展の秘密は、このセルフ・ヘルプの精神だと悟るわけです。



1870年、これを翻訳して 「西国立志編」 を出版するわけですが、

この本を読んだ、たくさんの人々が志をたてて世に出、その後の富国強兵、

殖産興業に尽力した結果、日本は急速に近代化していったわけです。


また、この自助努力の精神は、日本だけにとどまりませんでした。

日本の発展はその後、世界中の有色人種の独立、解放をも生んだのです。



もし、あの時代に、自助の精神で日本人が奮い立たなかったら、世界はいま

だに、白人が支配する19世紀のままだったと、言われています。

有色人種は奴隷か、少し気が利く人は召使です。


現代の日本では、国民自らが国に面倒を見てもらいたいからと言って、

増税を求めていますが、それは、「動物園にしてくれ」 と言っていること

と同じです。


人間の品位を失うことにつながる、恐ろしい考えです。


江戸時代に、 「年貢を高くしてくれ」 という農民がどこにいますか?


「こき使われてもいいから、国に生活を保障してもらいたい」 と考える人

は、極端に言えば、食べさせてくれるならその主体が日本でなくてもいい、

中国や、北朝鮮でもいいということです。


だから、そういう考え方が怖いんです。


自分の生活を守る気がない人が、国を守れるわけがありません。


現代の日本人は、今こそ自らを助けようとする気概や、努力が、人間の

基本的な尊ぶべき価値であると、再認識すべきです。





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posted by 富力 at 03:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会問題より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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