2009年03月30日

小沢氏、退場で 「都市型政治家」 の時代が始まる?

小沢氏の秘書が逮捕されて、次期衆院選で勝利して、政権交代を実現する

小沢氏のシナリオに大きな打撃となっていますね。






仮に続投して、そのまま衆院選に突入したとしても、小沢氏を次期首相と

して前面に立てて戦う民主党の戦略は、すでに崩壊しています。

いずれ代表辞任は、避けられないです。


 ◇市場が嫌った 「壊し屋」 ぶり。

以前、今の日本の景気後退には、「小沢不況」 の側面があることを

言いました。


市場は、自民党から政権を奪うためなら手段を選ばない小沢氏の「壊し屋」

ぶりを明らかに嫌っています。


07年の参院選以来、小沢民主党は、農家への所得補償や、1人2万6千円

の子供手当て、公立高校授業料無料化など、大盤振る舞いのバラマキ政策を

打ち出しています。


それまでの 「官から民へ」 「小さな政府」 路線の改革に急ブレーキ

がかかりました。


中国の軍事拡張をけんせいするかたちで高まっていた憲法改正の気運も、

一気にしぼんでしまいました。


 ◇検察が動いて、日本の景気がよくなる初めての例?

ただ壊すだけで、政治不安定化させて、プラスを生み出さなかったために

「小沢不況」となっていたんです。


このまま 「小沢政権」 が実現すれば、長引くアメリカの経済危機、

日銀不況に加えて、政治不況が決定打を与える可能性がありました。


その意味で、今回、検察が動いたことは、日本経済が浮揚していくうえで

大きな要因となります。


これまでは、検察が新興の企業家や、大企業のトップを何らかの事件で

立件して、その結果、株価が急降下するのが1つのパターンでした。


西松建設献金事件で検察は、「検察が動いて景気が良くなる」 という事例

をつくろうとしているのかもしれません。


 
晴れ 「都市型政治家」 が世界の繁栄を引っ張る。

巨大都市の強みは、才能のあふれた人たちが集まって、全体のクリエイティ

ブな感性が高まり、経済的繁栄が加速することです。


200年前は、世界最大規模の都市は20万人以下でしたが、

それが今や、5千万人。

今後、1億人都市へと近づいています。

関東平野に相当する 「広域東京圏」 は、その先頭を走っていると。


「広域東京圏」 の人口は5500万人。 地域の経済規模は2・5兆ドル

で世界ナンバーワン。

ここは、金融やデザイン、ハイテクの分野で世界を牽引しています。


その意味で、東京圏が都市の機能として、どこまでの人口に耐えられるか

によって、人類が100億人時代を迎えられるかどうか左右すると。


まさに 「日本モデル」 が人類の未来を決める時代に入っています。


西松建設献金事件で失速した小沢氏は、都市部の富を地方へと分配する

日本型社会主義のシステムをつくり上げた、田中角栄元首相の 「遺伝子」

の継承者と言える政治家。



公共事業の地方重視、郵貯を元手にした高速道路建設、東京・大阪からの

工場の地方移転などは、すべて田中角栄氏が築いたもの。


その強固な枠組みを、小泉純一郎首相(当時)が郵政・道路公団民営化など

で突き崩しました。


しかし、従来の土建国家システムが、一部生き残っていて、それが小沢氏の

地元の岩手県だったというわけです。



その点で今回の献金事件は、地方への富の再配分に特化してきた、

「農村型政治家」 にとどめをさすことになるかも知れません。



「農村型政治家」 の象徴としての 「小沢氏の退場」 と、

世界ナンバーワンの都市圏としての東京の台頭・・・。


これからの時代は、日本の都市部の強みを最大限に引き出しながら、

その繁栄を日本国内だけでなく、世界にまで広げていく構想力を持った、

「都市型政治家」 がリードする新しい政治家が始まっていきそうです。

 位置情報



posted by 富力 at 16:55| Comment(0) | TrackBack(0) | なるほど、政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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