2008年10月31日

自民党や民主党の経済政策って、どこがどう違うの?B

 ◇「福祉予算をカットして、減税する」 という政治家が現れないと

  いけない。  






カメラ 「上げ潮派」 と呼ばれている人たちは?


彼らは、「小泉・安部路線の改革の火をけすな」 と言っています。

では、小泉さんや安部さんが、やってきたことは何か。


「国が借金だらけなのだから、まず支出をカットする。借金を減らすのが

先決だ」 ということで、前回から言っている「小さな政府」 をめざして

きたわけです。


「上げ潮派」 というのは、この改革を継続していくとともに、

「景気を良くして、国民の所得を上げることで、全体の税収入を増やす」

ということを言っています。


家 税収を増やすって、増税ではないんですか?


税収を増やすには、2つの方法があります。


1つが、「税率を上げる」、つまり増税です。

もう1つが、「国民の所得を上げれば、税率が一緒でも、全体の税収が

増える」 という考え方です。


ところが、「増税すれば税収増になる」 というのは、これも落とし穴で

逆に税収が減る可能性がある。


家 えっ、それはなぜ?


たとえば、消費税を5%から、10%に上げるとします。

すると、毎日買う食料品は別にしても、特に高額商品を買うのは手控える

でしょう。 すると、全体の税収は下がって、ますます景気は悪くなる。


そのいい証拠がガソリンですよ。


家 リッター180円台になったら、この夏はお盆で車で帰省する人が

 一気に減りましたね。



そう。 それで結局、ガソリンスタンドが収入減になったし、車も売れなく

なった。

同じことで、税金増やしたら、ますます不景気になりますよ。


家 ということは、「上げ潮派」 のほうが正しいということですね。


そう。 ただし、個人的にはもっと踏み込んでほしい。

それは 「減税」 ですよ。


経済理論的には、じつは政府が景気を良くするためにできることの一番は、

「減税」 なんです。



増税論者が言っているのは、「年金の資金が足りない」「社会保障の資金が

足りない」 ということです。


しかし、この理論でいくと、高齢化社会になればなるほど、「大きな政府」

が必要になっていき、やがて破滅する。


だから、本当に勇気ある政治家ならば、「福祉予算カットして、減税します

」ということを言ってほしいんですよ。 


サッチャーは、それをやってのけたんです。


 ◇経済政策を 「家計」 にたとえると・・・


家 国の経済って大きすぎて実感がないんですけど、「家計」 にたとえて

 教えてください。



はい。 まず前提として、「今の家計は大きな借金を抱えている」 という

状況なんです。


こういうときにやれる方法は、3つあります。


1つ目は、「支出を減らす」 ということです。

支出を収入より少ない額にすれば、その余った分を借金返済にあてることが

できる。


たとえば、「お父さんの車はカローラだけど、軽自動車に買いかえる」

とか、「いっそ、車をやめて自転車通勤にする」 とか。


「子供は私立ではなく、公立学校に行かせる」 とかね。こういうことです

ぜいたく品をやめたり、ワンランク下げることによって、コストカットして

支出を減らすわけです。


家 国家でいうと?


ムダ使いをしているところを、どんどん切っていく。

たとえば、国の施設などで赤字のところを民営化する。


それと同時に公務員の天下りを禁止したり、給与カット、人員削減する。

こんなことは、民間企業では、あたりまえのことです。


ところが、公務員からすれば死活問題ですから、猛反対する。

官僚に弱い政治家は、なるべく穏便にすまそうとする。


それで、なかなか支出カットができないわけです。


家 お父さんが、「オレは車は絶対やめない」 と反対しているみたいな

感じですね。(笑)



              ・・・次回へ続く




posted by 富力 at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | なるほど経済ナビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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