2008年08月29日

温暖化も原油高騰も「海藻燃料」におまかせ!

トウモロコシやサトウキビを原料にした、穀物由来のバイオ燃料が

石油代替エネルギーとして普及しつつありますね。





でも、食料危機のひとつの原因でもあって、このまま世界に広がると

大変なことになります。


そこで今、注目を集めているのが、海藻から取り出した油分の

新エネルギーです。



今年中に、オランダなどの航空会社がこの「海藻燃料」を使って

ジャンボジェット機を、テスト飛行するまでに実用化が進んでいます。


もともとこの「海藻燃料」は、アメリカの政府機関が96年まで20年間

研究した結果、「代替エネルギーとして不適格」と結論づけ、

技術的にも経済的にも、実用化は不可能と見られていました。


それを1人の「海藻好き」の科学者がひっくり返したんです。


それが、アメリカのマサチューセッツ工科大学で、‘海藻が放出する酸素を

宇宙で活用する研究‘をしていた、イスラエル出身の

アイザック・ベルジン氏(41歳)です。



彼は、毎日海藻と向き合ううちに「海藻が燃料として有望!」という

ヒラメキに、とりつかれてしまったそうです。


01年、ケンブリッジに会社を設立。彼は、イスラエルの雑誌の取材に

対し、当時を振り返って「自分でも狂っていたと思う。不確かな未来の

ために大学の職をやめたなんて」と語っています。


それも、海藻への愛ゆえだったそうです。

「私は海藻がかわいくて仕方がない。顕微鏡をのぞくと、まるで海藻たち

が、ベリーダンスを踊っているようにみえるんだ」と、

海藻に対する思い入れ?をそんなふうに語っています。


「海藻燃料」研究に尋常でない探究心をかたむけました。

世界に海藻は、3万種類あるとされています。彼は、その膨大な数の中から

体積の半分が、油でできている「適格」な海藻をついに発見!

同じ重さのトウモロコシにくらべて、100倍もの油を取り出すことに

成功しました。



この結果、世界中で「海藻燃料」の研究熱がいっきに高まり、

現在では、わずか6時間の栽培で、海藻を2倍に繁殖させることができる

ようになりました。


もともと、空気中のCO2を吸収し成長しているので、新たなCO2の

排出はなし。


しかも、すでにガソリンと比べて、半分のコストにおさえられています。


アメリカの雑誌「タイム」は、今年5月号の特集「世界に最も影響のある

100人」の1人に、ベルジン氏を選び、ある新聞は彼を「緑の巨人」

と名づけました。


アメリカ政府に一度「不適格」と判定された「海藻燃料」は、

ベルジン氏によって、よみがえりました。


愚直なまでに、可能性を追求する科学者が、次世代のエネルギーを

必ず生み出すことになる!と思います。




posted by 富力 at 05:16| Comment(0) | TrackBack(2) | なるほど、エコ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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